五感を満たす知的体験
古代から中世にかけて、150ほどの遺跡が現存する喜界島。
縄文時代から現代につづく歴史には、琉球王国や薩摩藩の影響、米軍統治時代など大きなうねりの跡が垣間見えます。
一方で島の人々は、歌や踊りなどの芸能、黒糖焼酎や島料理などの食事、独自の文化を力強く発展させてきました。
自然と人の力が生み出した喜界島ならではの文化。見て触れて楽しみ味わう、知的体験をお届けします。
歴史と共に紡がれる
黒糖焼酎
黒糖焼酎は複雑な歴史を辿りながら、時代を超えて島民に愛される島酒です。
最も古い記録は江戸時代で、留汁焼酎という黒糖焼酎の原形が記されています。現代と同じ製法の黒糖焼酎が生まれたのは第二次世界大戦後。米軍統治下の奄美諸島では米が不足したため黒糖を原料にした焼酎造りが盛んになり、返還後も奄美諸島でのみ黒糖焼酎の製造が許可されました。
1916年に創業した朝日酒造は、喜界島の歴史と共に今日まで黒糖焼酎を守り、歩みつづけてきました。いくつもの時代の節目を超えて島民に愛され、受け継がれてきた一番身近な酒。島の歴史と島民の想いが紡ぐ味わいをお楽しみください。
島の歩みを辿る
知的アクティビティ
遺跡や史跡をはじめ、文化的・歴史的スポットの多い喜界島。
例えば総合グランド遺跡は縄文時代の土器を通じ、先史時代からつづく人の営みに触れる貴重な場所。また国内で唯一残る戦闘指揮所跡には、爆撃を受けた傷跡が今なお残っています。ほかにも源為朝に縁のある「雁股の泉」、東アジアとの交流が垣間見れる「城久遺跡群」など、歴史の奥深さを感じるスポットも喜界島の魅力。
見て、触れて、感じて、悠久の歴史に想いを馳せる。感性と知性を刺激する体験は、喜界島独自の知的アクティビティです。
海と空、
ゆるりと流れる時間と共に
温暖な気候と豊かな自然に恵まれた喜界島は、アウトドアアクティビティにぴったりの島。4月から海水浴ができるスギラビーチは、シュノーケリングで珊瑚の合間を鮮やかな熱帯魚が泳ぐ絶景が見られる上、運が良ければウミガメと一緒に泳ぐチャンスも。七島鼻からのパラグライダーは東に太平洋、西に奄美大島と東シナ海を望み、まるで鳥になった気分を味わえる感動体験。
夜は満天の星の下、さわやかな夜風を感じながら新鮮な食材と黒糖焼酎を味わう。ゆっくりと時間が流れる、喜界島ならではの一夜に浸ってみてください。